切手形(読み)きりてがた

精選版 日本国語大辞典 「切手形」の意味・読み・例文・類語

きり‐てがた【切手形】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代身売り奉公などをするときに、その年限を定めた証文
    1. [初出の実例]「あの女は大仏の馬町のものにて、親の手前は百両にかかへ、肝煎が三十両取しと、切手形(キリテガタ)まで出して見する」(出典浮世草子・風流誮平家(1715)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android