切落(読み)きりおとし

精選版 日本国語大辞典 「切落」の意味・読み・例文・類語

きり‐おとし【切落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 切り落とすこと。また、切り落としたもの。
    1. [初出の実例]「歴史の段落は、刃物で切ったようにさっぱりと切り落しがつくものではない」(出典:現代のヒューマニズム(1948)〈中島健蔵〉一)
  3. 江戸時代の歌舞伎劇場で平土間の大衆席。仕切りがなく大勢詰め込んだので、追込場、大入場ともいう。一説には、前方へ突き出ていた舞台の一部を切り落として見物席に当てた故の名であるともいう。天明一七八一‐八九)頃までは舞台から歩みまでの間、以後、桝席ができてからも花道の後方に一部残り、消滅してからも下等の大衆席のことをいった。
    1. [初出の実例]「立つ跡の的(まと)に扇の切おとし」(出典:雑俳・鶯宿梅(1730))
  4. 関西の劇場で団体客(連中)をいう。土間の仕切りを取り去って大勢入れたための呼称
  5. 剣道の技(わざ)の一つ。双方が同時に真正面から打ち込んだとき、技量のすぐれた方が、相手の竹刀(しない)をしのぎ落としてそのまま面を打つ技。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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