刈屋梨(読み)かりやなし

事典 日本の地域ブランド・名産品 「刈屋梨」の解説

刈屋梨[果樹類]
かりやなし

東北地方、山形県の地域ブランド。
山形県酒田市刈屋産の梨。山形県では、古くから梨栽培がおこなわれ、250年以上の歴史を誇る。酒田市の日向川と荒瀬川という鳥海山系のふたつの清流の合流点で栽培される。当地は、鳥海山のブナ林養分をたっぷり含んだ肥沃な土が長い年月をかけて堆積してできた土地である。水気をたっぷり含んでみずみずしく、サックリとした歯触りで口当たりが良い。芳しい香りを放つ。網をかけずに育てられた梨は、太陽の養分をしっかりと受けて甘味に恵まれた実となる。2007(平成19)年1月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5016610号。地域団体商標の権利者は、庄内みどり農業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「刈屋梨」の解説

刈屋梨

山形県酒田市刈屋で生産されるナシ品種は「幸水」「豊水」など。地域団体商標。

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