初川村(読み)はつかわむら

日本歴史地名大系 「初川村」の解説

初川村
はつかわむら

[現在地名]京北町大字初川

小塩おしお村の分村。大堰おおい川の支流小塩川からさらに西に入った山間の集落。南は井戸いど村、東は小塩村。古代は「和名抄」に記す山国やまぐに郷に属し、中世を通じて禁裏御料杣地であった。

室町末期頃より小塩村の分家層が山林の保護育成作業のため当地に入山し、しだいに定着して集落を形成したという。天文一九年(一五五〇)の郷中名主之事(吹上家文書)には、名主初川相模守平高久がみられるが、伝えによれば初川氏は近江よりの落武者という。

小塩村に太閤検地が実施された時、当村も独立して行われたと思われるが、検地帳が残らないので詳細は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む