初果(読み)しょか

精選版 日本国語大辞典 「初果」の意味・読み・例文・類語

しょ‐か ‥クヮ【初果】

〘名〙 仏語声聞(しょうもん)四果うち、第一の預流果(よるか)(須陀洹果(しゅだおんか))のこと。修行の階位において、欲・色・無色三界の見惑を断じつくして、はじめて聖者の位にはいった位。
今昔(1120頃か)一「始て外道門徒を背て釈迦の御弟子と成て初果を得たり」

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