初生衣神社(読み)うぶぎぬじんじや

日本歴史地名大系 「初生衣神社」の解説

初生衣神社
うぶぎぬじんじや

[現在地名]三ヶ日町岡本

釣橋つりばし川右岸、国道三〇一号の神戸かんべ橋の北の袂に鎮座する。藁葺の小社殿で、同じく藁葺で古態をとどめる織殿を配している。祭神機織の祖神天棚機姫命。往古より伊勢神明初生衣社などと称され、地元では御衣(オンゾ)様として親しまれる。岡本おかもとの地を含む浜名神戸は平安期から伊勢神宮に絹を貢進しており、御衣様の名はこれにちなむ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android