別所大塚古墳
べつしよおおつかこふん
[現在地名]天理市別所町
平尾山丘陵の西麓、東北東から伸びて来た丘陵の先端を切断し修飾築造した前方後円墳。全長一二五メートル、前方部幅九〇メートル、高さ一六メートル、後円部の径八五メートル、前方部を東北に向ける。丘尾を切断したため自然の地形の上から前方部が後円部よりやや高くなっている。墳丘のほとんどは開墾され、また後円部の南東部は大きく削取られているため詳しくはわからないが、礫をふき、埴輪がたてられ、後円部の大きく採土された部分に横穴式石室が築かれていたのであろう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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