別腹(読み)ベツバラ

デジタル大辞泉 「別腹」の意味・読み・例文・類語

べつ‐ばら【別腹】

これ以上は食べられない満腹状態でも甘い菓子なら食べられることを、別の腹に入るといった語。「甘いものは別腹
べっぷく(別腹)」に同じ。

べっ‐ぷく【別腹】

父が同じで母が違うこと。腹違い異腹。べつばら
「此の刑部は―故家臣の列に加はれども」〈浄・先代萩

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精選版 日本国語大辞典 「別腹」の意味・読み・例文・類語

べっ‐ぷく【別腹】

  1. 〘 名詞 〙 父親が同じで、母親が別なこと。はらちがい。異腹。べつばら。
    1. [初出の実例]「親舜寺主男子誕生、良祐息女也、別腹之三男歟」(出典:大乗院寺社雑事記‐長享元年(1487)一〇月二八日)
    2. 「頼茂そく女の腹なれば、別腹(ヘッフク)とありて沙汰もなされず」(出典甲陽軍鑑(17C初)品一二)

べつ‐ばら【別腹】

  1. 〘 名詞 〙べっぷく(別腹)
    1. [初出の実例]「Betsubara(ベツバラ)ノ キョウダイ」(出典:改正増補和英語林集成(1886))

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