別記(読み)ベッキ

精選版 日本国語大辞典 「別記」の意味・読み・例文・類語

べっ‐き【別記】

  1. 〘 名詞 〙 別に書くこと。本文のほかに、説明・補足などを書き添えること。また、本編のほかに別にまとめられた説明、注記、補足の編。
    1. [初出の実例]「古記及釈云。別記云」(出典:令集解(701)職員)
    2. [その他の文献]〔金履祥‐通鑑前編弁体〕

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普及版 字通 「別記」の読み・字形・画数・意味

【別記】べつき

別に記す。

字通「別」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の別記の言及

【日記】より

…日本における最古の例は《正倉院文書》天平18年(746)の断簡であるが,明確に現れるのは平安時代である。
[日次記と別記]
 記録としての日記は,記載の形態・機能により,日次記(ひなみき)と別記に大別できる。日次記は日々の行動や事件を日次を追って書きついでゆく,普通の形の日記である。…

【日次記】より

…古くは具注暦の暦面に書かれることが多かったので〈暦記〉とも称された。これに対し特定の事柄について詳細な記録を残すため書かれたものを〈別記〉という。《政事要略》に引載する790年(延暦9)の追儺の〈外記別日記〉は,すでに平安時代の初めに日次記と別記の並存したことを物語っている。…

※「別記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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