利倍(読み)りばい

精選版 日本国語大辞典 「利倍」の意味・読み・例文・類語

り‐ばい【利倍】

〘名〙 利益が倍加すること。また、利息が利息を生み、元金がふえること。また、高利で貸して元金をふやすこと。
太平記(14C後)一「富祐の輩が、利倍の為に畜積る米穀を」 〔白居易‐策林・一七・興五福銷六極〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「利倍」の意味・読み・例文・類語

り‐ばい【利倍】

利益が倍加すること。利息が利息を生んで、元金のふえること。
「其金も―増長して確かに立派な学費になって」〈福沢福翁自伝
高利で貸して元金をふやすこと。
「―ヲスル」〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android