利平(読み)りびょう

精選版 日本国語大辞典 「利平」の意味・読み・例文・類語

り‐びょう‥ビャウ【利平・利并】

  1. 〘 名詞 〙 利子利息。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「不利平之結解」(出典東寺百合文書‐る・永徳元年(1381)最勝光院方評定引付)

り‐へい【利平】

  1. 〘 名詞 〙りびょう(利平)

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デジタル大辞泉プラス 「利平」の解説

利平

岐阜県加茂郡八百津町、緑屋老舗が製造・販売する銘菓栗羊羹白餡などを志野焼陶器に流し込んだもの。

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世界大百科事典(旧版)内の利平の言及

【利子】より

…月借銭の利率は銭財出挙の規定の2倍強に相当するが,ほとんどの契約が2ヵ月未満の短期融資であり,2ヵ月以上の債務に適用される規定とは別に設定されたものとみられる。【舟尾 好正】(2)中世 利子は中世においては〈利平(りひよう)〉という語が用いられている。平安期の終りに出現した専業の高利貸資本は,借上(かしあげ)と称して〈田地をもって質となし,あるいは数倍を限って契を成す〉といわれるように,質物を取り,数倍にもなる利子を徴していた。…

※「利平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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