普及版 字通 「刪」の読み・字形・画数・意味


7画

[字音] サン
[字訓] けずる・のぞく・さだめる

[説文解字]

[字形] 会意
册(冊)(さつ)+刀。冊は編冊の形。それに刀を加えて綴じ改め、加除することをいう。〔説文四下に「(けづ)るなり」とあり、字条に「刊(けづ)るなり」とあって、刪改を加えることをいう。

[訓義]
1. けずる、のぞく、とる。
2. けずりあらためる、さだめる。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕刪定 ケヅル・エラブ 〔字鏡集〕刪 サダム・ノゾク・ワカツ・キル・ケヅル・エラブ

[熟語]
刪易・刪改・刪革刪簡刪棄・刪経・刪減刪裁刪削・刪詩・刪次・刪取刪拾刪緝・刪修刪述・刪潤・刪書刪叙刪除・刪省・刪正・刪刪翦刪汰・刪定刪補刪抹・刪約刪落刪掠刪略
[下接語]
加刪・刊刪・採刪・手刪・択刪・討刪・要刪

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android