刪定(読み)サンテイ

精選版 日本国語大辞典 「刪定」の意味・読み・例文・類語

さん‐てい【刪定】

  1. 〘 名詞 〙 字句や文章などの悪い所を削ってよいものにかえること。刪修。刪正。
    1. [初出の実例]「何異宣尼返魯、刪定詩書、叔孫入漢、制設礼儀」(出典懐風藻(751)在常陸贈倭判官留在京〈藤原宇合〉)
    2. [その他の文献]〔漢書‐刑法志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「刪定」の読み・字形・画数・意味

【刪定】さんてい

刪改して定める。〔三国志、魏、明帝紀〕(青竜二年)十二司に詔し、大辟(たいへき)(刑法)を刪定し、死罪を減ぜしむ。

字通「刪」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android