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制がん剤の副作用 せいがんざいのふくさよう

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知恵蔵2015の解説

制がん剤の副作用

制がん剤(抗がん剤)は細胞の増殖に直接働くため、他の薬と比べると副作用が強く出る。白血球赤血球が減少する骨髄障害、消化管の障害による嘔吐や下痢、皮膚細胞の障害による脱毛、腎細胞の障害による腎機能障害など。特に、肺がんに効果的な化学療法剤として認可された「イレッサ」(一般名ゲフィチニブ)の服用者に重篤な副作用による死亡者が続出し、社会的問題となった。制がん剤の本来の働きと直接間接的に結びついているため、副作用のない化学療法は困難であるが、次のような対策が取られている。(1)標的を絞った制がん剤の開発、(2)有効性を生かし副作用を抑えた治療プロトコルの確立、(3)制がん剤に習熟した臨床腫瘍専門医の養成、(4)ゲノム解析によるオーダーメード治療、(5)副作用を抑える薬剤の開発、など。

(黒木登志夫 岐阜大学学長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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