削掛の神事(読み)けずりかけのしんじ

精選版 日本国語大辞典 「削掛の神事」の意味・読み・例文・類語

けずりかけ【削掛】 の 神事(しんじ)

  1. 京都祇園の八坂神社で一二月晦日の夜、子の刻から行なわれたおけら祭の神事。社前の灯を消し、丑の刻から誦経東西の欄に立てかけた削掛各六本を焼き、煙の方向で、丹波(西)、近江(東)の豊凶を占うもの。社司はこの火で新年の供物を調え、参詣人火縄に移して家に持ち帰り元日雑煮を祝う。この暗い境内では、参詣人の悪口の言い合いが名物となっていた。けずりかけ。〔俳諧・増山の井(1663)〕
    1. 削掛の神事〈拾遺都名所図会〉
      削掛の神事〈拾遺都名所図会〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む