日本歴史地名大系 「前原市・平安座市」の解説 前原市・平安座市まえはらし・へんざし 沖縄県:沖縄島中部前原市・平安座市一九四五年(昭和二〇年)―四六年に米軍政府が制定した沖縄島中部の住民収容地区名。包括地域は美里(みさと)村(現石川市・沖縄市)の大部分、具志川(ぐしかわ)村(現具志川市)、勝連(かつれん)村(現勝連町)、与那城(よなぐすく)村(現与那城町)、宜野湾(ぎのわん)村(現宜野湾市)に及んだ。同地域は一九四五年四月米軍によって無血占領され、宜野湾村野嵩(のだけ)、美里村泡瀬(あわせ)・古謝(こじや)・桃原(とうばる)、具志川村前原(まえはら)・高江洲(たかえす)・具志川(ぐしかわ)、勝連村南風原(はえばる)・内間(うちま)・平安名(へんな)・浜(はま)、与那城村西原(にしはら)・平安座(へんざ)などの戦禍を免れた集落が避難民収容所となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報