前向(読み)まえむき

精選版 日本国語大辞典 「前向」の意味・読み・例文・類語

まえ‐むきまへ‥【前向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正面を向くこと。
    1. [初出の実例]「周章(あわ)てて後から抱き留め、それから予を前向(マヘム)きにして都合よく予の片腕胸倉とを掴へた巡査は」(出典:どぜう地獄(1924)〈岡本一平〉一〇)
  3. 積極的、進歩的な考え方態度
    1. [初出の実例]「前向きに考える時、それがはげしい傾斜の形として見えてくる」(出典:文学の根本問題(1958‐59)〈中島健蔵〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む