前川静夫（読み）マエカワ シズオ

20世紀日本人名事典

前川 静夫
マエカワ シズオ

昭和期のジャーナリスト 徳島新聞社社長;四国放送会長。

生年

明治35(1902)年1月23日

没年

昭和44(1969)年3月9日

出生地

広島県

学歴〔年〕

東京外国語学校〔大正11年〕中退

経歴

大正12年国民新聞社入社。昭和5年神戸新聞、6年大阪毎日新聞社に転じ、整理記者として活躍。8年10月城戸事件で退社。以後二六新報、中央新聞を経て11年読売新聞社に入り、整理部長、南方総局長、ビルマ新聞編集局長を務めた。18年日本新聞会に入り「日本新聞報」初代編集長。19年社団法人徳島新聞社発足で専務理事・主筆・編集局長となり、33年会長、38年社長。他に四国放送設立に尽力、27年社長、38年会長を務めた。著書に「阿波なまり」がある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

前川静夫 まえかわ-しずお

1902－1969　昭和時代の新聞・放送経営者。
明治35年1月23日生まれ。国民新聞社,大阪毎日新聞社,読売新聞社などをへて,昭和19年徳島新聞社の発足で専務理事・主筆・編集局長としてまねかれ,のち会長,社長。27年四国放送を設立。阿波(あわ)踊り,人形浄瑠璃(じょうるり)など郷土文化の復活,振興につくした。昭和44年3月9日死去。67歳。広島県出身。東京外国語学校(現東京外大)中退。

出典　講談社