前田光子(読み)マエダ ミツコ

20世紀日本人名事典 「前田光子」の解説

前田 光子
マエダ ミツコ

昭和期の自然保護運動家 前田一歩園園主。



生年
明治45(1912)年3月21日

没年
昭和58(1983)年4月18日

出生地
栃木県

旧姓(旧名)
安原

学歴〔年〕
宝塚音楽歌劇学校(現・宝塚音楽学校)卒

主な受賞名〔年〕
阿寒町名誉町民〔昭和43年〕,環境庁自然保護功労者表彰〔昭和56年〕,朝日森林文化賞(特別賞)〔昭和58年〕

経歴
昭和2年宝塚音楽歌劇学校に入学。タカラジェンヌとして活躍後、11年前田一歩園初代園主・前田正名元農商務次官の二男正次と結婚。夫とともに阿寒湖畔約5000ヘクタールの山林の原始美を守りながら阿寒の観光振興に尽くし、夫の死後、52年3代目園主となり、“阿寒の母”と慕われた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「前田光子」の解説

前田光子 まえだ-みつこ

1912-1983 昭和時代の自然保護運動家。
明治45年3月21日生まれ。宝塚の舞台で活躍後,昭和11年前田一歩園初代園主前田正名の次男正次と結婚。18年より阿寒湖畔にすみ,山林保護と観光振興につとめた。夫の没後,一歩園をつぎ,自然保護の研究・調査のための前田一歩園財団を設立,理事長となる。昭和58年4月18日死去。71歳。栃木県出身。宝塚音楽歌劇学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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