
(てき)の声がある。〔説文〕四下に「骨を解くなり」とあり、えぐるようにして解くことをいう。〔書、泰誓上〕に「孕
(ようふ)を刳剔(こてき)す」とは、腹を剖(さ)いて、胎児を引き出す意である。髪やひげをそるときは
(てい)という。
と通じ、おそれる。
字鏡〕剔 保夫留(ほぶる)〔名義抄〕剔 キル・カミキル・ケヅル・モク・ソル・オドロク・アカハダカ・サス 〔字鏡集〕剔 ヲドロク・クシル・ヱル・キク・サス・サケル・ソル・ホフル・カク・キル・アカハダ・カミキル
を髟(ひよう)・刀に従い、易声とするが、剔声とみてよい。易はあるいは獣の形かと思われるが、
(てい)声の例もあり、また
(てい)もその声である。
はまた髢(てい)に作り、也にもその声がある。
thyek、剃・
thyeiは声義近く、みな削り去ることをいう。夷jieiも夷滅のように用い、根こそぎとり去る意があり、夷と易に声義の通ずる例が多い。
▶・剔去▶・剔抉▶・剔紅▶・剔削▶・剔除▶・剔翦▶・剔灯▶・剔禿▶・剔発▶・剔髪▶・剔撥▶・剔目▶・剔亮▶
剔・捜剔・挑剔・
剔・爬剔・撥剔・旁剔・力剔出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...