出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…漆の色や文様の違いによって,堆朱(ついしゆ),堆黒,堆黄,屈輪(ぐり),彫彩漆(紅花緑葉)などの名称で呼ばれる。これらは元来中国で盛んに行われたもので,中国では堆朱を剔紅(てきこう),堆黒を剔黒,堆黄を剔黄,紅花緑葉を剔彩ともいう。またくりくりとした屈曲文様をもつ屈輪は,明代隆慶年間(1567‐72)ころに黄大成によって著された《髹飾録(きゆうしよくろく)》にはその名称がなく,環,重圏,圏文,雲鉤などと表されている。…
…彫漆は中国の唐代におこったことが記録にあらわれるが,宋代以降の遺品が現存し,とくに明代には盛行をみた。堆朱を中国では剔紅(てきこう)ともいい,日本には鎌倉時代以降盛んに舶載された。国産品が製作されたのは室町中期ころからで,堆朱楊成家が代々その主要作家である。…
※「剔紅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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