デジタル大辞泉 「剔抉」の意味・読み・例文・類語 てっ‐けつ〔テキ‐〕【×剔×抉】 [名](スル)えぐりだすこと。特に、欠点や悪事を、あばきだすこと。「汚職事件を剔抉する」「ここの矛盾を駿介は―したい欲望を感じたが」〈島木健作・続生活の探求〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「剔抉」の意味・読み・例文・類語 てっ‐けつ テキ‥【剔抉】 〘名〙① えぐり出すこと。ほじくり出すこと。※わが新開地(1922)〈村島帰之〉五「果然松尾稲荷の霊験は医師の知らぬ彼女の病根を剔抉した」 〔韓愈‐進学解〕② 悪事や欠陥、矛盾などをあばき出すこと。すっぱぬき。※閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉清国教育の宗旨「尚武、尚実の二は清国五千年来の弊竇を剔抉(テキケツ)したものである」 ほり‐くじ・る【剔抉】 〘他ラ四〙 のみなどでほりとる。また、おおい隠されたものをほじくりだす。事情をあばく。あれこれとせんさくする。※古今著聞集(1254)一一「壁にかきたるに馬の目をほりくじりてけり」 てき‐けつ【剔抉】 〘名〙 ⇒てっけつ(剔抉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通 「剔抉」の読み・字形・画数・意味 【剔抉】てきけつ ほじくり出す。唐・韓〔進学解〕方今賢相ひひ、治畢(ことごと)く張る。兇を拔去し、俊良を登崇す。~爬羅(はら)剔抉、垢を刮(けづ)り光を(みが)く。字通「剔」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報