デジタル大辞泉 「剰へ」の意味・読み・例文・類語 あまっ‐さえ〔‐さへ〕【▽剰へ】 [副]《「あまりさえ」の音変化》1 「あまつさえ」に同じ。「中納言、大納言に経へあがって―丞相しょうじょうの位に至る」〈平家・一〉2 驚いたことに。事もあろうに。「判官―封をもとかず、急ぎ時忠卿のもとへ送られけり」〈平家・一一〉 あまり‐さえ〔‐さへ〕【▽剰へ】 [副]《「さえ」は副助詞》「あまつさえ」に同じ。「―疫癘えきれいうち添ひて」〈方丈記〉 あま‐さえ〔‐さへ〕【▽剰へ】 [副]《「あまっさへ」の促音の無表記》「あまつさえ」に同じ。「―うき恥の限りこそ見せつれ」〈落窪・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例