割岩(読み)せりわりいわ

日本歴史地名大系 「割岩」の解説

割岩
せりわりいわ

法華仙人は土佐国蓮池はすいけ(現高知市)の産、一六歳のとき当山に登り、法華経を読誦して仙身となるという。大師と会したとき「我はこの山の地主文殊再誕なり」という。大師「しからば神変あるべし」と仙人の持つ法華経文をとり南西大那智おおなちの峰に登りはく山の頂上に向かって投げ、「暫時に取帰らせ給へ」といえば、仙人直ちに岩を押し破り数丈の巌頭を攀じ、かの経文を持ち帰ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 人身

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む