割田村(読み)わりでんむら

日本歴史地名大系 「割田村」の解説

割田村
わりでんむら

[現在地名]大垣市割田・割田町

杭瀬くいせ川左岸、大垣輪中の西部に位置し、東はいま村、南は外野そとの村。当初、北の青柳あおやぎ村に属していたが、のち分村独立。村内に青柳城跡があったとされる(新撰美濃志)。江戸時代を通じて大垣藩領。慶長郷帳に村名がみえ、多藝たぎ郡に属し、村高六五七石余。元和二年(一六一六)の村高領知改帳では安八郡に属する。正保郷帳では田高四五二石余・畑高一八九石余(岩瀬文庫本正保郷帳では高六三〇石余)。貞享二年(一六八五)の大垣領村々高帳では割田村八八〇石余・同村新田分七八石余。宝暦五年(一七五五)の大垣藩筋分高附帳(大角文書)では割田村六八四石余・割田新田七〇石余。天保郷帳には古くは割田村・外野村二ヵ村と注され、高一千一七一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android