割込(読み)わりこみ

精選版 日本国語大辞典 「割込」の意味・読み・例文・類語

わり‐こみ【割込】

〘名〙
① 間に無理にはいること。また、そのもの。
※旧聞日本橋(1935)〈長谷川時雨〉議事堂炎上「昼間往来へはみださした台の上へ、うづ高く店の商物を積みあげる。この割込みが通れば一ぱしのものだ」
劇場などで、土間桟敷の一枡(ひとます)の中に、連れ以外の人と同席して見物すること。また、その枡。割。
談義本・根無草(1763‐69)後「割込(ワリコミ)近所の膝を痛め」
旅館などで相部屋になること。
平民新聞‐明治三七年(1904)一月一〇日「斯る雑居の客をば割込みといふ」
コンピュータで、処理を一時中断してプログラムを退避させ、別の処理を実行したのちに、中断した時点から再開すること。〔マイ・コンピュータ入門(1977)〕

わり‐こ・む【割込】

〘自マ五(四)〙
① 割って中にはいりこむ。無理に中にはいる。
※談義本・教訓雑長持(1752)四「舟こぞりてせばくとも、終(つゐ)そこらへ割(ワリ)こんで下され」
暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一「お栄の姿が意識へ割(ワ)り込(コ)んで来る」
数量が変動する事物で、数値がある目安を下回る。特に取引市場で、相場がある値段よりも下落する。「一万円の大台を割り込む」 〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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