劉明電(読み)リュウ メイデン

20世紀日本人名事典 「劉明電」の解説

劉 明電
リュウ メイデン
リュ/ミンディェン*

07の哲学者



国籍
台湾

生年
1901年6月27日

没年
1978年8月28日

出生地
台南

学歴〔年〕
東京外国語学校ドイツ語科卒,明治大学法学部卒

学位〔年〕
経済学博士,哲学博士

経歴
ベルリン大、ハイデルベルク大に留学。日本留学中から中国郭沫若親交があり、日中戦争勃発の時、日本からの脱出を助けた。戦後没収を免れたマルクス、エンゲルス関係蔵書を多くの学者貸与、また日中友好協会、中国研究所などの創立に参加するなど、日中交流に貢献。華僑総会監査委員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「劉明電」の解説

劉明電 りゅう-めいでん

1901-1978 中国の哲学者。
光緒27年6月27日台湾生まれ。日本留学ののち,ドイツのハイデルベルク大などでまなぶ。日中戦争勃発時,郭沫若(かく-まつじゃく)の日本脱出をたすける。戦後,華僑民主促進会顧問として日中友好協会の設立にかかわった。昭和53年8月28日死去。78歳。明大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android