加印(読み)かいん

精選版 日本国語大辞典 「加印」の意味・読み・例文・類語

か‐いん【加印】

  1. 〘 名詞 〙 書類に印を押すこと。また、その印。
  2. 上級官庁、監督者が承認の印を押すもの。また、同列連判をもいう。加判奥印
    1. [初出の実例]「大名の借金も其家老の印、又大坂・江戸にても所々の奉行の加印にてかすべし」(出典:政談(1727頃)二)
  3. 証文の類に保証のために押すもの。加判。
    1. [初出の実例]「不埒之質地は地所取上、証文に加印致し候村役人等も相応の咎申付候」(出典:徳川禁令考‐後集・第二・巻一四・天明二年(1782)三月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android