加納田(読み)かのうでん

精選版 日本国語大辞典の解説

かのう‐でん カナフ‥【加納田】

〘名〙 荘園の不輸不入権を承認された田地のほかに、耕作された土地でその荘園の付属地として認められた地域をいう。これを詐称して荘園を拡大しようとする者が多く、平安末期の荘園整理政策で整理の対象とされた。加納余田。余田。加納。
※内閣文庫所蔵美濃国古文書‐寛治元年(1087)八月一六日・官宣旨案「寛徳以後新立庄園加納田畠雖停止

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の加納田の言及

【加納】より

…11~12世紀の荘園発展期において,荘地拡大の一手段として,荘民が出作している公田や,荘内に一部入作している公民の耕作する公田等を,荘田と主張し本免田(免田)の付属地として荘内にとり込むことをいい,そのような田地を加納田という。本免田を本田というのに対して,加納田は加納余田ないし単に余田ともいう。…

※「加納田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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