加賀山之雄(読み)カガヤマ ユキオ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「加賀山之雄」の解説

加賀山 之雄
カガヤマ ユキオ


肩書
参院議員(参議院同志会),国鉄総裁

生年月日
明治35年12月30日

出生地
福井県

学歴
東京帝大法学部英法科〔昭和2年〕卒

経歴
昭和2年鉄道省に入り広島鉄道局長、本省職員局長、業務局長、運輸省鉄道総局長官を経て、24年6月国鉄副総裁、同年9月下山定則総裁横死の後をうけ第2代国鉄総裁となった。2.1スト前後の労組対策、民主化同盟育成による組合分裂を図った。26年8月桜木町国電炎上事件で辞任、鉄道会館社長に。28年には会館をめぐるスキャンダル世論批判を浴びた。同年参院議員全国区に当選緑風会に属し、文教委員長を務めた。当選2回。30年全国通運社長。

没年月日
昭和45年8月7日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「加賀山之雄」の解説

加賀山 之雄
カガヤマ ユキオ

昭和期の運輸官僚,政治家 国鉄総裁;参院議員(参議院同志会)。



生年
明治35(1902)年12月30日

没年
昭和45(1970)年8月7日

出生地
福井県

学歴〔年〕
東京帝大法学部英法科〔昭和2年〕卒

経歴
昭和2年鉄道省に入り広島鉄道局長、本省職員局長、業務局長、運輸省鉄道総局長官を経て、24年6月国鉄副総裁、同年9月下山定則総裁横死の後をうけ第2代国鉄総裁となった。2.1スト前後の労組対策、民主化同盟育成による組合分裂を図った。26年8月桜木町国電炎上事件で辞任、鉄道会館社長に。28年には会館をめぐるスキャンダルで世論の批判を浴びた。同年参院議員全国区に当選。緑風会に属し、文教委員長を務めた。当選2回。30年全国通運社長。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加賀山之雄」の解説

加賀山之雄 かがやま-ゆきお

1902-1970 昭和時代の官僚,政治家。
明治35年12月30日生まれ。運輸省鉄道総局長官をへて,昭和24年日本国有鉄道副総裁となる。同年変死した下山定則総裁の跡をうけて第2代総裁に就任。26年桜木町事故の責任をとり辞任。28年参議院議員(当選2回,自民党)。昭和45年8月7日死去。67歳。福井県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「加賀山之雄」の解説

加賀山 之雄 (かがやま ゆきお)

生年月日:1902年12月30日
昭和時代の官僚;政治家。国鉄総裁;参議院議員
1970年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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