20世紀日本人名事典 「加賀正太郎」の解説 加賀 正太郎カガ ショウタロウ 明治〜昭和期の登山家,ニッカウヰスキー創業者,育種家 生年明治21(1888)年 没年昭和29(1954)年 出身地大阪 学歴〔年〕東京高商(現・一橋大学)卒 主な受賞名〔年〕紺綬褒章〔昭和25年〕 経歴明治43年日英博覧会の開催を機に渡欧。8月日本人として初めてヨーロッパアルプス4000メートル峰のユングフラウ(4158m)に登頂し、日本登山界に大きな刺激を与えた。ニッカウヰスキー創立者としても知られる。昭和50年日本山岳会名誉会員。また世界各地からランの原種を取り寄せ、「シンビジウム・オオカガミ」などの新種を育てた。著書に写真集「蘭花譜」など。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加賀正太郎」の解説 加賀正太郎 かが-しょうたろう 1888-1954 明治-昭和時代の登山家,実業家。明治21年1月17日生まれ。43年ロンドンの日英博覧会見物の帰途,日本人としてはじめて4000m峰のユングフラウ登頂に成功。ヨーロッパの登山用具・装備をわが国に紹介した。また昭和9年大日本果汁(現ニッカウヰスキー)の創設にかかわった。昭和29年8月8日死去。66歳。大阪出身。東京高商(現一橋大)卒。著作に「蘭花譜」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「加賀正太郎」の意味・わかりやすい解説 加賀正太郎かがしょうたろう(1888―1954) 登山家。大阪出身。1911年(明治44)東京高等商業学校卒業。10年にロンドンで日英博覧会が開かれたのを機に渡欧し、ユングフラウなどアルプスの山を登り、帰国時にヨーロッパの登山用具・服装を持ち帰り、日本の登山界に大きな刺激を与えた。日本近代登山の先達の一人である。36年(昭和11)紺綬(こんじゅ)褒章受章。日本山岳会名誉会員。著書に『蘭花譜(らんかふ)』がある。[徳久球雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by