劣生(読み)レッセイ

デジタル大辞泉 「劣生」の意味・読み・例文・類語

れっ‐せい【劣生】

[代]一人称人代名詞男性自分をへりくだっていう語。
「―は深く貴銀行の内幕を熟知致し候故」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「劣生」の意味・読み・例文・類語

れっ‐せい【劣生】

〘代名〙 自称才能の劣った自分の意で、男子自己をへりくだっていう時に用いる語。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉虚業家尺牘数則「劣生(レッセイ)昨今の境界中々五千や一万にて切抜けがたきは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android