助番(読み)すけばん

精選版 日本国語大辞典 「助番」の意味・読み・例文・類語

すけ‐ばん【助番】

〘名〙
当番の人が病気や事故などで出勤できなくなった時、同僚が助けてその代わりを務めること。また、その人。〔易林本節用集(1597)〕
浮世草子・世間御旗本容気(1754)四「御人少の御事故、仲間病人あるときは助(スケ)番あたり」
② 料理屋などの見習い女中。
童謡(1935)〈川端康成〉「『助番(スケバン)』といふ女中見習が世話をする習はしだった」
③ (「すけ」は女の意の隠語「なごすけ」から) 不良女子の頭領。女の番長
スケバン(1972)〈前原大輔〉「俗にスケバンと呼ばれる女子高校生グループの台頭が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「助番」の意味・読み・例文・類語

すけ‐ばん【助番】

当番が欠勤したとき、その代わりを務めること。また、その人。
不良女子グループのリーダー。女番長。

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