頭領(読み)トウリョウ

デジタル大辞泉 「頭領」の意味・読み・例文・類語

とう‐りょう〔‐リヤウ〕【頭領】

集団かしら首領

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精選版 日本国語大辞典 「頭領」の意味・読み・例文・類語

とう‐りょう‥リャウ【頭領】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある集団を統率する立場の人。かしら。統領。首領。
    1. [初出の実例]「大学校の頭領に転ず」(出典:万国新話(1868)〈柳河春三編〉二)
    2. [その他の文献]〔宋書‐文穆王皇后伝〕
  3. 古代行政組織の末端単位である郷(ごう)役職郷長に次ぐ地位で、これを補佐し、また代理した。また、その人。田領ともいう。統領。
    1. [初出の実例]「依式立券文如件〈略〉頭領依知秦公」(出典:根岸文書‐仁寿四年(854)一〇月二五日・近江国大国郷墾田売券)

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普及版 字通 「頭領」の読み・字形・画数・意味

【頭領】とうりよう

かしら。

字通「頭」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の頭領の言及

【棟梁】より

…本来の意味は建物の棟(むね)と梁(はり)を指したが,これらが高くそびえる位置にあり,また建物の重要な部分であることから,集団の中心的人物,指導的立場にある人物を指すようになった。〈統領〉〈頭領〉も同じ意である。中世では武家の一門など血縁集団や,一国・一郡といった地域集団,また寺社の衆徒などを統率する人物をいった。…

※「頭領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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