精選版 日本国語大辞典 「助筆」の意味・読み・例文・類語 じょ‐ひつ【助筆】 〘 名詞 〙① 他の人の書いた文に筆を加えて文章をなおすこと。加筆。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「旅宿の僧は人より先きに書き終りぬ。座上の老僧助筆(ジョひつ)を乞ふ」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)五)② 大部の文書を書写するときなどに、書くのを手伝うこと。また、その人。[初出の実例]「於二町野本庄金蔵寺天坊一書写了。執筆通海〈六十歳〉、助筆有レ之〈三人〉、兵部殿栄宗、左京殿幸栄、契覚殿浮栄」(出典:能登八幡寺所蔵大般若波羅蜜多経‐応安六年(1373)七月一〇日・巻百一九奥書) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例