労働節約的技術進歩(読み)ろうどうせつやくてきぎじゅつしんぽ(英語表記)labour-saving technical progress

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

労働節約的技術進歩
ろうどうせつやくてきぎじゅつしんぽ
labour-saving technical progress

同一の生産水準を達成するのに,従来よりさらに少い労働投入量で実現される型の技術進歩をいい,資本集約的技術進歩ともいう。日本においては 1960年代から労働節約的技術進歩が促進されたといわれる。これによって労働者の資本装備率は上昇し,同時に労働生産性は年々著しい上昇をみせている。また設備の大規模化が実現し,ますます省力化する傾向がみられる。経済学的には J.R.ヒックスの定義によると,中立的技術進歩に対して,与えられた労働および資本投入量のもとで資本の限界生産力が増大した場合を意味し,労働分配率が低下することをいう。この基準である中立性の定義については,ヒックスのほか R.F.ハロッド,R.M.ソローらのものがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

寒暖差アレルギー

寒暖の差により鼻の奥の毛細血管が詰まり、鼻の粘膜が腫れることで起きる鼻炎。医学的には血管運動性鼻炎の一種とされる。多くの場合秋から冬にかけて1日の寒暖差が大きい時期や冷房による急な温度変化などにより起...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android