勇猛寺古墳(読み)ゆうもうじこふん

日本歴史地名大系 「勇猛寺古墳」の解説

勇猛寺古墳
ゆうもうじこふん

[現在地名]北方町大字大渡

杵島山の最北端に位置する標高二五八メートルの勇猛山の東斜面の中腹、標高一四〇メートルの所に勇猛寺とよばれる古寺がある(勇猛は「ゆもう」ともいう)。この寺の境内東側の雑木林中に一基の古墳が所在する。古墳時代後期、六世紀後半の築成と推定される。勇猛寺の関係者などごく限られた一部の人々にのみ知られていたが、昭和三八年(一九六三)調査が実施され、同四一年に再調査が行われた(「勇猛山古墳群」昭和四二年・佐賀県教育委員会刊、「佐賀県の古墳をたずねて10・勇猛寺古墳」新郷土・昭和四八年二月号)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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