勝川春朗(読み)かつかわ しゅんろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「勝川春朗」の解説

勝川春朗(2代) かつかわ-しゅんろう

?-1817 江戸時代中期-後期浮世絵師
歌川豊春の門にはいり,のち葛飾北斎(初代勝川春朗)の門弟となる。寛政6年(1794)ごろ2代春朗を襲名天明-文化のころに細判の役者絵芝居絵本などをえがいた。文化14年4月25日死去。別号に叢(くさむら)豊丸,豊丸,寿亭など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の勝川春朗の言及

【葛飾北斎】より

…江戸後期に活躍した浮世絵師。本姓は川村氏で,江戸本所割下水(わりげすい)に生まれる。幕府御用鏡師の中島伊勢の養子となり,幼名時太郎,のち鉄蔵と改める。〈北斎〉とは一時の画号で,生涯に30回ほどの改号をする。〈画狂人〉とも号して,画三昧の生活を送り,浮世絵師中で最も作域が広い。1778年(安永7),勝川春章の門に入り,翌年に春朗と号して役者絵を発表,以後,役者絵,角力絵,浮絵,黄表紙の挿絵を描く。94年ころ,勝川派を破門された後,狩野,住吉,琳派,洋風画派を学び,2世俵屋宗理を名のり,30歳代後半に至って自己の画風を確立,97年に北斎と初めて号した。…

※「勝川春朗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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