ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハズリット」の意味・わかりやすい解説
ハズリット
Hazlitt, William
[没]1830.9.18. ロンドン
イギリスの批評家,随筆家。父はユニテリアン派の牧師で,彼も牧師を志したが,コールリッジと知合い,文学に転じた。その間の経緯は,エッセー『詩人との最初の出会い』 My First Acquaintance with Poets (1823) に詳しい。またラムや L.ハントらとも親交があった。種々の雑誌に多くの評論,随筆を寄稿,断片的だが豊かな才能を示し,コールリッジと並ぶロマン主義批評の第一人者と認められる。主著『シェークスピア劇の登場人物』 Characters of Shakespeare's Plays (17) ,講演をまとめた『イギリス詩人論』 On the English Poets (18) ,『イギリス喜劇作家論』 On the English Comic Writers (19) ,『エリザベス朝の劇文学』 Lectures on the Dramatic Literature of the Age of Elizabeth (20) ,随筆集『座談』 Table Talk (21) ,『平話集』 The Plain Speaker (26) など。
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