勝念寺(読み)しようねんじ

日本歴史地名大系 「勝念寺」の解説

勝念寺
しようねんじ

[現在地名]上越市西松野木

山号姫宮山、本尊阿弥陀如来、浄土真宗本願寺派。延享三年(一七四六)の寺社帳(「三郷村誌」所引)や寺伝によると創立は永正一三年(一五一六)開基は善恵。善恵は俗名を武田甚四郎といい、美濃国の武田左近将監の末裔で蓮如の弟子となって善恵と称した。善恵は親鸞の旧蹟巡拝の途中、今泉いまいずみ村の姫宮の地に勝念寺を建立。三世慶了は石山合戦に功績があり顕如より絵像を賜った。本願寺の東西分派に際しては西本願寺派に属した。了玄の時現在地に移転。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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