必定(読み)ヒツジョウ

デジタル大辞泉 「必定」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐じょう〔‐ヂヤウ〕【必定】

[名・形動]
そうなると決まっていること。必ずそうなると判断されること。また、そのさま。「このままいくと、失敗必定だ」
仏語。必ず成仏じょうぶつすると定まること。
[副]きっと。かならず。
「―命を召されてしまうにちがいござりませぬ」〈中勘助・鳥の物語〉
[類語]1確実正確的確明確確か精確安全はっきり定か明らか明白確固確然必至必然最右翼本命有力鉄板必ずむりやり極力何が何でも押して必然必至不可避誓っててっきり違いないはず決まってすなわち平になにとぞ是非どうぞどうか願わくはくれぐれもなんとかまげてひとつなにぶんしんからこころから衷心返す返す強いて敢えて努めてできるだけなるたけなるべく可及的必ずきっと絶対何としてもどうしても是が非でもたって必ずや否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非ともとくととっくり重ね重ね無理無理算段無理無体無理押し無理強制的強引強気強行独断独断的理不尽強硬頑強問答無用強要力尽く力任せ腕尽くごり押し断固一刀両断横柄威圧的否応無し頑として横紙破り横紙を破る有無を言わせず腕力に訴える横車を押す押し付けがましいねじ伏せる首に縄を付ける遠慮会釈もない遠慮高圧的高飛車頭ごなし押し通す押し付ける一方的豪腕

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精選版 日本国語大辞典 「必定」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐じょう‥ヂャウ【必定】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) ( ━する ) 必ずそのようになるにきまっていること。必ず予測したとおりの結果になること。また、確かなさま。決定的であるさま。
    1. [初出の実例]「霍公鳥者立夏之日来鳴必定」(出典:万葉集(8C後)一七・三九八四・左注)
    2. 「知るものの行なはざるは、しらざるよりをとれるは必定(ヒツヂャウ)なり」(出典:寸鉄録(1606))
  3. ( ━する ) 仏語。必ず成仏すると決まること。不退。〔教行信証(1224)〕 〔不必定入定入印経〕
  4. ( 副詞的に用いて ) かならず。きっと。確かに。
    1. [初出の実例]「よいことを連々になしてつみかさねた者の家は必定あまりのよいことあるぞ」(出典:玉塵抄(1563)一五)
    2. 「必定(ヒツヂャウ)源氏残党ならん」(出典:浄瑠璃源平布引滝(1749)四)

ひち‐じょう‥ヂャウ【必定】

  1. 〘 名詞 〙ひつじょう(必定)色葉字類抄(1177‐81)〕

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普及版 字通 「必定」の読み・字形・画数・意味

【必定】ひつてい・ひつじよう

必ずそうなる。

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