勝惟寅(読み)かつ これとら

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「勝惟寅」の解説

勝惟寅 かつ-これとら

1802-1850 江戸時代後期の武士
享和2年生まれ。勝海舟の父。幕臣。文化5年勝家の養子となる。無役のため,市井の人としてすごし,37歳で隠居した。嘉永(かえい)3年9月4日死去。49歳。江戸出身。本姓は男谷(おだに)。通称小吉,左衛門太郎。号は夢酔。著作に「夢酔独言」。
格言など】一生不勤にて朽ちける事,子孫に面目なき事いわん方なし,ああ恥かしきかな(「平子竜先生遺事」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android