デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「勝見完斎」の解説 勝見完斎 かつみ-かんさい 1831-1896 幕末-明治時代の金工。天保(てんぽう)2年11月15日生まれ。奈良派の岩間信盧らに師事し,ついで菊池容斎に画をまなぶ。鐔(つば)や小柄(こづか)をつくり,刀身の彫刻もした。歴史画の彫刻や図案で江戸で名をあげ,師から奈良派の長を名のることをゆるされる。維新後は造幣局につとめた。明治29年9月30日死去。66歳。江戸出身。名は恭世。通称は辰二。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例