勝龍寺(読み)しようりゆうじ

日本歴史地名大系 「勝龍寺」の解説

勝龍寺
しようりゆうじ

[現在地名]長岡京市勝竜寺

勝竜寺集落のほぼ中央にある。恵解山と号し、真言三宝宗。本尊十一面観音。洛西三十三ヵ所観音第一四番札所。寺伝によれば、大同元年(八〇六)帰朝直後の空海が唐で学んだ青龍しようりゆう寺の名をとって開基し、応和二年(九六二)千観の祈雨の効験によって勝龍寺と改名したというが、文献のうえで確認できない。正嘉二年(一二五八)七月八日の沙弥修覚田地売渡状(京都大学文学部蔵「古文書集」)によれば、槻本里・平方里にある田地三所を当寺に売却している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android