勧進読み(読み)カンジンヨミ

デジタル大辞泉 「勧進読み」の意味・読み・例文・類語

かんじん‐よみ〔クワンジン‐〕【勧進読み】

勧進のために、または、それを名目軍記などを読み聞かせ、金銭を請うこと。また、その人。
神田筋違橋にて太平記の―」〈浮・永代蔵・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勧進読み」の意味・読み・例文・類語

かんじん‐よみクヮンジン‥【勧進読】

  1. 〘 名詞 〙 勧進のために、または、それを名目として軍記などの書物を読んできかせ、金銭を乞うこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「書物好(しょもつずき)の権六は、神田の筋違橋(すじかひばし)にて太平記の勧進読(クンジンヨミ)」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android