勾引かす(読み)カドワカス

デジタル大辞泉 「勾引かす」の意味・読み・例文・類語

かどわ‐か・す〔かどは‐〕【勾引かす/拐かす】

[動サ五(四)]人をだまし、または力ずくで他へ連れ去る。誘拐する。「子供を―・す」
[可能]かどわかせる
[類語]連れ去る略取誘拐拉致らち人さらい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勾引かす」の意味・読み・例文・類語

かどわ‐か・すかどは‥【勾引かす・拐かす】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ( 「かす」は接尾語 ) 人をむりやりに、または、だまして他へ連れ去る。誘拐(ゆうかい)する。かどわす。かどう。かだす。
    1. [初出の実例]「かどはかし参らせ、御供して秀衡の見参に入れ」(出典:義経記(室町中か)一)
    2. 「小娘をかどはかし神奈川へ飯盛に売った事」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android