化学定数(読み)カガクテイスウ

化学辞典 第2版 「化学定数」の解説

化学定数
カガクテイスウ
chemical constant

固体物質の蒸気圧に対するクラペイロン-クラウジウスの式温度に関して積分したときの積分定数iをさす.

P ° および LS は,それぞれ温度Tにおける蒸気圧および昇華熱,Δ Cpは蒸気と固体のモル熱容量の差.この定数はまた,気体反応平衡定数に関するファントホッフの式を積分したときにも,上記と対応した式中に生成物質と反応物質の化学定数の差として出てくる.分子の諸定数がわかっていれば,統計力学によって計算することができる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

法則の辞典 「化学定数」の解説

化学定数【chemical constant(Nernst)】

純固体物質の蒸気圧(昇華圧)についてのクラペイロン‐クラウジウスの式*を温度に対して積分したときの積分定数をこの名で呼んでいる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android