化石の森(読み)カセキノモリ

デジタル大辞泉 「化石の森」の意味・読み・例文・類語

かせきのもり〔クワセキのもり〕【化石の森】

石原慎太郎長編小説劇薬による殺人に走る医学生の精神軌跡を描く。昭和45年(1970)刊行。第21回芸術選奨文部大臣賞受賞。昭和48年(1973)、篠田正浩監督により映画化

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デジタル大辞泉プラス 「化石の森」の解説

化石の森

①石原慎太郎の長編小説。1970年刊行。上下巻からなる。1971年、第21回芸術選奨文部大臣賞(文学部門)受賞。
②1973年公開の日本映画。①を原作とする。監督:篠田正浩、脚本:山田信夫、撮影:岡崎宏三出演萩原健一、二宮さよ子、八木昌子、杉村春子、田中明夫、浜田寅彦、水島弘ほか。

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世界大百科事典(旧版)内の化石の森の言及

【シャーウッド】より

…風刺的な喜劇から出発してしだいに深刻な内容の劇に転じた。体制に順応しない人物の運命を描いた《化石の森》(1935年初演,1936年A.メーヨー監督で映画化),西洋文明の破滅をとらえた《白痴の喜び》(1936年初演,1939年C.ブラウン監督で映画化),青年時代のA.リンカンを主人公にした《イリノイのエーブ・リンカン》(1938年初演,1939年J.フォード監督で映画化《若き日のリンカーン》)などを発表。第2次大戦中はF.D.ローズベルト大統領の演説の起草者ともなった。…

※「化石の森」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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