共同通信ニュース用語解説 「北原尾」の解説
北原尾
太平洋戦争の終戦をパラオで迎え、宮城県蔵王町に入植した日本人が開拓した集落。1946年に約30世帯が移り住んだが、雑木林が広がる土地の開拓は、十分な食料や農機具もなく、困難を極めた。当初は焼き畑で豆類や麦類の栽培を試みたが、冷害で失敗が続いた。入植の約10年近くが過ぎたころから酪農に取り組み、ようやく住民に現金収入をもたらすようになり、今は代表的な産業となっている。
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