余力(読み)ヨリョク

デジタル大辞泉 「余力」の意味・読み・例文・類語

よ‐りょく【余力】

ある仕事をしてなお余っている力。ゆとり。「余力を残す」「余力があれば手伝おう」
[類語]ベスト総力死力底力全力

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精選版 日本国語大辞典 「余力」の意味・読み・例文・類語

よ‐りょく【余力】

  1. 〘 名詞 〙 余った力。まだ他のことをなし得る力。ゆとり。余裕
    1. [初出の実例]「毗尼密蔵、呑并余力」(出典:性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑)
    2. 「然し次男を東京へ修業に出す程の余力(ヨリョク)があったか何うか知りません」(出典:こゝろ(1914)〈夏目漱石〉下)
    3. [その他の文献]〔論語‐学而〕

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普及版 字通 「余力」の読み・字形・画数・意味

【余力】よりよく

余分の力。〔論語、学而〕行ひて餘力らば、則ち以てを學べ。

字通「余」の項目を見る

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